ネコひっかき病をご存知ですか?
名前の通り、主にネコにひっかかれたことによって感染する病気で、リンパ節の腫れ、化膿、発熱等の症状がでます。
基本的には自然治癒しますが、長引いたり、重度の合併症状を伴うこともあります。
この記事では、実際に経験した筆者みその写真と共にネコひっかき病を見ていきます。
ネコひっかき病子供の時になりました。高熱、リンパ節の腫れがひかない!写真で見る症状・治療。
さて、今回は謎のタイトルですね。「ネコひっかき病」って何?
という方がほとんどかと思います。
実は私が3歳の時にかかった、実在する病気です。
ふざけてません。いたって真面目です。
たまたまみその父母が医療従事者ということもあり、症状や写真の記録が残っていました。
うっっっ、、っとちょっと気持ち悪くなってしまうかもしれない写真もあるので、弱い方はご注意ください。
ネコにひっかかれた!腫れがひかない!高熱が続く!そんな時は「ネコひっかき病」も疑ってみましょう。
ネコひっかき病ってどんな病気?症状や治療法
父が記録していた資料(最近存在することを知った)を元に書きます。
診断名:ネコひっかき病
ネコにひっかかれて発症することがほとんどのためこのような病名ですが、感染経路が不明なことが稀にあるとのこと。
みそもネコにひっかかれてないのにかかりました。
みその場合の原因
ネコにひっかかれたことはなかったんですが、4月22日頃、保育園の友達に園庭で右眼の周辺をひっかかれ、数日後に4〜5箇所がかさぶたになったことがありました。
そのことを主治医に話したらそれが原因かもしれないとのこと。
ネコひっかき病によるリンパ節の腫れは感染した部位の所属リンパ節が腫れる(手をひっかかれれば腋窩リンパ節、顔面なら頸部リンパ節)ことから、その可能性が高いとのことでした。
菌が脳にいったり、肝臓にいったりすることも考えられるので楽観視はできない病気です。
【閲覧注意】ネコひっかき病発症から完治まで。みその場合を写真で振り返る
20年以上前で、当時はネコひっかき病は非常に珍しく、なかなか診断名が下されませんでした。
そのため、およそ1ヶ月入院しました。
経過
5月4日
首の右のリンパ節・耳の下が腫れる 発熱40°
ごはん食べれず 首が痛くて横になれず座ったまま睡眠
近所の小児科で保育園で流行っていた「おたふく風邪」と診断、解熱剤・抗生物質処方
5月4日〜7日
発熱40° ごはん食べれず 座ったまま睡眠
5月6日
5月8日〜9日
発熱39° 座ったまま睡眠
5月9日〜10日
発熱38° 座ったまま睡眠
5月11日
発熱37°
耳下の腫れはほとんどなくなるが、首の腫れは変わらず
受診し登園許可がでる
5月13日〜5月15日
登園
5月14日
夕方新たに右鎖骨上のリンパ節が腫れる
首のリンパ節の腫れもひかないため、大きい病院に入院
当初はおたふく風邪に伴う「化膿性リンパ節炎」ではないかとのことで約1週間の予定で入院
5月18日〜5月24日
1日3回、セフェム系抗生物質の点滴
腫れがひかないため、通常のリンパ節炎ではないと言われる 血液疾患も疑われる
採血の炎症反応が正常値 腫れたところを穿刺するも吸引できず
5月25日〜5月31日
経過観察
「ネコひっかき病」の経過に似ているとのことで、血清等の検体をアメリカと日大の専門家に提出
5月30日
6月1日〜6月7日
マクロライド系抗生物質の経口投与するが腫れはひかず
3箇所のリンパ節が化膿したため穿刺
CT検査など
6月6日
検査結果の一部が出て「ネコひっかき病」と診断
6月8日〜
ペニシリン系抗生物質の経口投与
6月8日
6月12日
退院
その後外来通院で治療
6月13日
6月22日
穿刺した針穴からゼリー状のもの現る。
6月25日
ゼリー状のものがなかなかとれず、最後は壊死させて、脱落させました。
7月12日
完治です!
まとめ:ネコひっかき病子供の時になりました。高熱、リンパ節の腫れがひかない!写真で見る症状・治療。
今回改めて自分の写真を見たり、病気の経過を見たりしたのですが、改めて壮絶ですね。
3歳の私、辛かったですねぇきっと。
痛かった思い出とか入院の思い出とか、絵として覚えているところはあります。
タオルでぐるぐる巻きにされて、たくさんの看護師さんに抑えられて、首のところに注射打たれたこと。
どんな痛みだったか忘れたけど超絶痛かったです。たしか。
ネコひっかき病の診断を受けた方にどんな症状だったかを記録として残しておきます。